はじめに
さて、前回まででDockerHubからイメージを取得しコンテナを作成することを行いました。しかしDockerHubから取得したイメージだけで自分の構築したい環境とならないケースのほうが多いと思います。今回はその辺を実現してくれる方法として、Dockerfileを紹介したいと思います。Dockerfileに構築したい環境を定義し、そこからイメージ、コンテナと作成していきましょう。
大きく分けて実施事項は以下の3つとなります。
- Dockerfileの作成
- Dockerfileに定義したイメージ、コンテナの作成
- 作成したコンテナの内容確認
前提条件
WindowsでDocker環境を構築しよう。その① ~インストール編が完了していることを前提条件として話を進めていきます。
環境
OS:Windows10 Pro 64bit(BootCamp環境)
Docker:20.10.2
docker-compose:1.27.4(Dockerのインストールで一緒に入ります。)
Dockerfileの作成
さっそくDockerfileを作成していきます。とはいえどんな環境を構築したいかというところを決めなければどんなDockerfileを作成してよいかわからないため、ここでは以下のような環境を構築していくこととします。
- CentOS7
- Apache
- PHP
上記3つを準備し、Linux環境でPHPが開発できる環境を構築したいと思います。もちろんプログラムはVisualStudioCode(以降VSCodeに省略)で開発・編集できるところをめざして行うところの手順を説明していきます。
まず最初に
それではまず以下のようなDockerfileを作成してみましょう。